インド 各地域情報 デリー
デリー
インドの首都デリーではオールドデリーとニューデリーの2つの異なった趣がみられます。
その対照的な町並みはとても魅力的です。町の成立は神話時代まで遡り、歴史の深さを感じることができます。主な観光スポットは第一次大戦の戦いに散った将兵たちを悼むインド門や世界遺産でもあるムガール様式の庭園霊廟を完成したフマユーン廟、インド一の高さを誇る石塔クトゥブ・ミナール、レッドフォート別名ラールキラー(赤い城)とよばれる赤砂岩の王城、マハトマ・ガンディーをしのぶ聖地公園ラージ・ガート、2万5000人を収容するインドで最大のモスク、ジャーミ・マスジットなど、見どころが満載です。
インド門
コンノート・プレイスの東南2.5qにある高さ42mのインド門は第一次世界大戦で戦死したインド兵士の慰霊碑です。
インドは戦後の独立を条件にイギリスに協力して参戦しましたが、大きな犠牲と引き換えの独立は実現しませんでした。
壁面には戦没者1万3500人の名前が刻まれています。
ラージガート
ラージ・ガートはインド独立運動を導いたマハマト・ガンディーが亡くなった翌日、ヒンドゥーの作法に従って火葬に付され場所です。
遺灰は彼が独立を説いて歩きまわったようにインド各地の河に流されました。
ここには遺体や遺骨は納められていませんが、火葬の場所に黒い大理石が安置され、ガンディーの最後の言葉「ヘー・ラーム(おお神よ!)」が刻まれています。
石の両脇にある募金箱に集まったものはガンディーが生涯その解放を訴えたハリジャン(カーストの最低辺で差別されてきた人たち)のために使われています。
周囲は公園に整備され、ガンディーの足跡を偲んで常に参拝者が絶えません。
ガンディーの命日や誕生日(10月2日)などには記念の催しが行われています。
フマユーン廟
ムガル帝国第2皇帝フマユーン廟は、その妃が1565年に建造しました。
庭園の中に廟を置く形式。後にこの影響を受けて建てられたのが世界遺産タージマハルです。
クトゥブ・ミナール
ニューデリーの南郊外約15qに位置、直径14.5mで5層のうち3層は赤砂岩、その上は大理石と砂岩で築かれた、高さ72.5mの塔があります。
奴隷王朝Salve Dynastyのスルタン、クトゥブッデーン・アイバクがヒントゥー教徒に対する勝利を記念した建物。
その後、後継者が増築し、現在の形となりました。
モスクでの礼拝を呼び掛けるためにも使えれています。
以前は100mの高さがあったこともありましたが、飛行機事故で現在の高さになっています。
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